ランボーのテクストにしばしば現れる「出発する(partir)」という単語のように・・・。

takuzemi2014-03-25

 昨日の夕方には別所沼まで散歩に出掛けました。まだビールを飲み始めるには少々早い時間帯なので、家人に釘止めされたのが本当のところなのです。花と緑の散歩道にはぼんぼりが張り巡らされ、何枚もの「西南さくら祭り」と大書された横断幕が掲げられていました。桜並木の桜の蕾も極限までに漲っていて近日中の開花が予想されました。花と緑の散歩道と別所沼を繋ぐ歩道橋はすでに改修工事が終わっていて無事に通り抜けることができました。別所沼公園に着いて驚いたことは「かいぼり」が始まっていたことでした。沼の回りにバリアーが張り巡らされ、釣りも7月まではお断りとのこと。JR武蔵浦和駅の手前まで帰ったところ、同じマンションに住む「ノッポさん」にお会いしました。軽い会釈をして通り抜けましたが、残念ながら親しく話したこともなく、痩せて背の高い様子から仮に「ノッポさん」と呼んでいるのですね。駅前の須原屋書店に立ち寄って種村弘さんの『短歌ください その二』(角川書店)を買っておきました。以前は私も短歌を創るのが大好きだったのですが、最近は駄目ですね。もっぱら名作の短歌を鑑賞する読者としての役割に甘んじています。けれども短歌の実作というものも面白いものですね。断片を組み合わせて、また実作に取り組んでみようかと考えている私です。結果は自己満足に過ぎないことは分かっていても、何かを始めることに意味があると考えた方が生産的ではないでしょうか? ランボーのテクストにしばしば現れる「出発する(partir)」という単語のように・・・。