「栄西(ようさい)と建仁寺(けんにんじ)」展を観る予定なのです。

 午後は武蔵浦和13時21分発の快速新木場行きに乗りました。今日はこれから開催される国立博物館平成館で開催される「栄西(ようさい)と建仁寺(けんにんじ)」展を観る予定なのです。赤羽からは快速大船行きに乗って移動を続けました。平成館に入ると先ずは明庵栄西座像があり粛然とさせられました。第一室の「序章 禅林の茶」の部屋では茶会所要具や様々な陶器の展示があり楽しめました。第一章「栄西の足跡」の部屋では勅額「扶桑最初禅窟」の展示がありました。栄西を開山とする博多・聖福寺の山門に掲げられていた額だとのことです。続く第二章「建仁寺の法系」の部屋では重要文化財の「退耕行勇座像」など数々の座像が六体ほど並べられていて、それぞれに深い思索の跡が認められて感動したものです。第三章「近世の建仁寺」の部屋では松田政行像を始めとする人物像を楽しみました。八十八番の「狩猟図」も楽しかったですね。大勢の人物がそれこそ遊行三昧と言った趣で戯れていました。同じ部屋にある「織田有楽斎座像」は生き生きとした人物像で半眼に開いた目が生きているように思われました。第二会場の第四章「建仁寺の名宝」の部屋では重要文化財の「竹林七賢図」や「雲龍図」は素晴らしい迫力があり感心しました。最後の部屋では「風神雷神図屏風」の一対が飾られていて有名な国宝を眺めて平成館を後にしました。帰路は15時38分発の快速大宮行きで上野を立ち去りました。良い一日を送れたことに神様に感謝したことでした。