朝は早めに家を出ました。今日の2限には恒例の「ランボー読書会」が待っているのです。

 朝は早めに家を出ました。今日の2限には恒例の「ランボー読書会」が待っているのです。長い春休みのお休みがあったので、久し振りの読書会となります。相棒のFさんも必ずや楽しみに思っているはずです。それから5限には3年生のゼミが予定されていて、フランスの女性文芸評論家マリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』(世界思想社)を輪読する予定です。Fさんが研究室に現れたのは2限開始の5分前でした。久し振りの読書会に意気込みも高まっていたのでしょうか。前回の読書会でテクストを読み切ってしまったので、Fさんは新しい本を持ってきました。ミシェル・ビュトールのImprovisations sur Rimbaudです。『ランボーに付いてのアドリブ』とでも訳したら良いのでしょうか。ビュトールのテクストは私もFさんも初めて手にするもので、難しい単語はないものの、癖のある長文の連続に悪戦苦闘させられました。それでも何とか90分で根を詰めて3ページを越えるテクストを読了することができました。
 桜並木の花は残念ながら見納めになってしまいました。けれども樹々の新緑が美しいですね。行き付けの別所沼に行けばメタセコイアの新緑が楽しめますし、私の職場では毎日往復する出津橋の辺のアカメヤナギの新緑が楽しめます。これらは生命の再生のシンボルとも読めますね。アカメヤナギの新緑に出会うたびに「コンニチハ」とか「サヨウナラ」と声を掛けたくなる私です。(写真は新緑のアカメヤナギです。フィトンチッドが輝いているように感じられます。)