桜の花は散ってしまいました。けれども菜の花やハナミズキの花が綺麗ですね。

takuzemi2014-04-24

 桜の花は散ってしまいました。けれども菜の花やハナミズキの花が綺麗ですね。文教大学のキャンパスにもハナミズキの木立がいくつも有り花の美しさを私たちに楽しませてくれます。亡くなった母が愛読していたのが齋藤史さんの短歌集『魚歌』です。その中に「山の手町がさくらの花に霞む日に わが旅行切符切られたるなれ」という一首が有ります。私に取っては空で暗記しているほど大好きな短歌です。短歌本来の音数律ならば「五・七・五・七・七」となるところなのでしょう。ところがこの一首は「七・七・五・七・七」と変則的です。この変則性が上手に桜の季節と旅立ちへの切望をシンクロナイズしているのでしょうか。いずれにしても齋藤史さんの最高傑作であることは疑いを容れません。
 最近はラウル・デュフィの絵画に親しんでいます。もっとも、インターネットで画像を検索して楽しんでいるだけなのですね。コンピュータのデスクトップに「ラウル・デュフィ」というフォルダーを作って、時々スライドショーを楽しんでいます。ラウル・デュフィの絵画は色彩豊かでシャガールの絵に似ていると思ったのですが、ウィキペディアで検索するとアンリ・マティスに影響を受け、野獣派の一員に数えられるそうで、Bunkamuraザ・ミュージアムで2014年6月7日の土曜日からデュフィ展が開催されると聞いて今から楽しみでなりません。能率手帳デュフィ展の予定を書き込んで、今からその日を楽しみに待ちたいと思っています。