「パナソニック汐留ミュージアム」で「フランス印象派の陶磁器」展を観ました。

 長谷工の工事のひとがマンションのベランダやゴンドラに乗って行き来するのが常でした。ベランダに工事の人が立ち入ると、家人も私もぎょっとしてしまうのですね。けれど連休に入ってからは工事の人々はお休みらしく、ゴンドラが降りてくるとさっと日が陰ることもなくなりました。そんな訳で明るい気分で連休を送ることができているのです。
 午後は早めの昼食を済ませて12時21分の快速新木場行きに乗りました。赤羽で乗り換えて、12時53分発の快速鎌田行きに乗ることができました。東京で山の手線に乗り換えて新橋で下車しました。「パナソニック汐留ミュージアム」で「フランス印象派の陶磁器1866−1886」展を観ました。ボルドーのジュール・ヴィエイヤール工房で「花鳥図大皿」は鸚鵡が生き生きと描かれている色彩豊かな逸品でした。冒頭の「ルソー」シリーズの一群の絵皿も雀や車海老、撫子に魚と言った植物や動物を組み合わせた図案が鮮烈な印象を私に与えてくれました。またルノワールの「赤い服の女」と「帽子を被った二人の少女」の二点が参考出展として2点有り大いに楽しめました。「日本の題材」シリーズでは清楚な美人が大皿の中に描かれていて楽しめました。また「彫文青山秋景大皿」と「彫文秋景大皿」の二点は色彩豊かでうっとりとしてしまうほどでした。最後にジョルジュ・ルオーの絵画を常設の小部屋で十点ほど楽しんで「パナソニック汐留ミュージアム」を後にしました。「パナソニック汐留ミュージアム」に移動する往路と復路では貴志祐介さんの『新世界より』を読んで楽しみました。なかなかの筆力で迫力もありサスペンスもあると言った才能で今後が期待できる作家だと言えそうです。(写真は「フランス印象派の陶磁器1866−1886」展のポスターです。)