点描の画家スーラの見事な作品の数々をDVDで30分ほど観ました。

 夏目漱石研究のデータをWzエディターのunicodeのアウトライン形式にまとめておきました。休日の午前中にはA4一枚程度の漱石論を書くことを日課にしようと決心したからです。(午後は美術館巡りを続けたいものですね。)既に手帳のNOLTYにも予定を書き込んで、今日のWzエディターの作業はそのための下作業と言う訳です。夏目漱石の作品群がテクスト相互間作用に基づいていた作品であること、後期に掛けて小説の約束事を約束事を破って行った作家であることが語られています。今日は「ランボー読書会」はお休みなので、午後の3時頃に家を出て、5限の3年ゼミを済ませてくるつもりです。
 多文化理解コースの準備室の助手のMさんから自宅に電話が掛かってきました。オムニバスの「比較文化論」に付いて何でも教育支援課に至急に提出しなければならない書類があるとのことで、大急ぎで大学に移動しました。さっそく書類を作成して教育支援課に届けて一件落着となりました。
 5限の3年ゼミではマリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』(世界思想社)を輪読しました。今日は28ページの「キリスト教的寓話なのか」から読みました。十字架上で息を引き取ったキリストの肉体は埋葬されると消えてしまいます。サンテグジュペリの『星の王子さま』と驚くほどの相関関係が有るのですね。今日は第3章の複合的な物語−交差する運命−に入ることができました。輪読の作業を終えてから、点描の画家スーラの見事な作品の数々をDVDで30分ほど観ました。「グランキャンのル・ベック・デュ・オック」や「グランド・ジャット島の日曜日の午後」などの名画が楽しめました。スーラの作品を観てから、いつものように学生諸君の近況を伝えてもらってゼミを終えました。