主演の多部未華子が昨年「サロメ」で生々しい演技をしていたことを鮮烈に覚えています。

 昨日は損保ジャパン東郷青児美術館で開催される「オランダ・ハーグ派」展を観た後に本当に久し振りに新宿サザンデッキの紀伊國屋書店に寄りました。何故か近所の須原屋書店には二十面相のシリーズの在庫が10巻までしかないのですね。そこで、11巻と12巻の相方を買っておきました。『灰色の巨人』と『海底の魔術師』の二冊です。いずれも出版元はポプラ社で、ゆっくりと楽しんで読もうと思っているところです。
 彩りの国さいたま芸術劇場で開催されているカズオ・イシグロ原作の『わたしを離さないで』を観たくなりました。劇場に電話を掛けたのですが、今日はお休みらしく梨の礫のような返答でした。口惜しいのでインターネット経由でチケットを取ろうと思ったのですが、IDとパスワードの設定が上手く行かず、またまた梨の礫となってしまいました。主演の多部未華子が昨年「サロメ」で生々しい演技をしていたことを鮮烈に覚えています。明日は午後からの授業ですから、10時頃に芸術劇場に電話をして、チケットが取れなかったら潔く諦めるつもりです。
 今日は共同研究の漱石論を書くのに大分苦労しました。いつものように翰林書房の「漱石研究」を種に辛うじて何とかA4の一ページを手書きでまとめたのですが本当に苦労しました。何とか書き上げてDELLのデスクトップで印刷したときはほっとしました。NOLTYに「漱石論をA4一ページ」とあるのを赤ペンで小さな〇を付けると一仕事が終わったという感じがしてきます。三日間のデータをワードに載せて印刷しておきました。友人のI君なら「不確定要素が確定していく快感」とでも言うでしょう。