森アーツセンターギャラリーの「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」を観ました。

 午後は1時1分の快速新木場行きで移動を開始しました。恵比寿で東京メトロ日比谷線に乗り換えて六本木駅に降り立ちました。45分ほどで六本木に着いた訳です。森アーツセンターギャラリーの「こども展 名画にみるこどもと画家の絆」展に1500円のチケットを購入して館内に入ると「こどもの目でながめることを学ぶのが、この展覧会の熱望するところです」と有ります。クロード=マリー=デュビッフの「ネリー・ビュネルの肖像あるいは赤い頬をした少女」は髪を頭の真ん中で分けて微笑んでいる肖像で、小さな脚が愛らしい印象を与えてくれました。第1章は「家族」と題されていて「病気のこども」「ダルーとその妻と娘」を始めとする家族を描いた絵が並んでいました。中でもデュビッフの「デュビッフ一家、1820年」は鮮烈な光輝を放った色彩豊かな表現で私に感動をもたらしてくれたものでした。第2章「模範的なこどもたち」は整った感じの逸品が並んでいました。中でもシャルル・ブランの「ジェルメーヌ・ピショの肖像」は鳩を抱いた少女がこちらを直視している油彩でした。頭とドレスの両肩に付けた緑のリボンが愛らしかったですね。アンリ・デティエンヌの「娘、あるいはS嬢の肖像」は、まだ思春期を迎える以前のピュアでイノセントな少女がお下げ髪をして赤いドレスに身を付けて微笑んでいるもので神秘的な笑顔が忘れなくなりそうでした。第3章は「印象派」と題されていて、こどもたちを描いたモネの作品が4〜5点ほど有り大いに楽しめました。会場はさほど観客も多くなく、落ち着いた雰囲気で観られたのがラッキーでした。「こども展」を観て疲れていたのかも知れません。帰路は恵比寿で下車するのを忘れて中目黒まで行ってしまいました。恵比寿に戻って乗った列車は宇都宮行きで赤羽で下車して埼京線に乗り直さねばなりませんでした。