実は念願の「わたしを離さないで」が昨日宅急便で届いたのですね。

 朝は9時3分の新習志野行きに乗りました。新越谷で9時24分の北越谷行きに乗ることができ、幸先の良い一日がスタートできました。この時間だとFさんとの「ランボー読書会」に一時間ほど早めに着くことができると考えたのです。先週、多少の下調べを済ませておいて、読書会に臨んだ結果が良かったのですね。今日も必死で分からない単語に下線を引き、電子辞書で語義を確認し欄外に書き込んでおきました。けれども読書会が始まってみると実際のビュトールのテクストはなかなか困難なものでした。けれどもたっぷりと90分を掛けて原文を読んだことで一定の達成感を感じることができました。
 昼休みにはMさんという女学生が「学びのポートフォリオ」の面談に私の研究室まで尋ねてきました。ゆっくりと面談を済ませて、英語の学習を頑張るように言っておきました。5月23日で学生面談は全て終了となるので、この女学生が最後の一人となるだろうと思っているところです。
 学生食堂でB定食の副食と味噌汁を頂いて遅い昼食にしました。ご飯は食べません。4号館を覗いてみたら412教室が空いているようなので、持ってきたDVDを観ることにしました。実は念願の「わたしを離さないで」が昨日宅急便で届いたのですね。212教室で独り観るこのDVDはあまりにも儚く、切なすぎるように感じられました。語りはとても物静かで、逆に饒舌であるようにも感じられました。
 5限の3年生のゼミではマリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』を輪読しました。指標に「不条理」などの単語が有り、カミュサルトルの小説、イヨネスコやベケットの演劇を紹介しておきました。最後はモネの絵画を紹介するDVDと「ユメ十夜」の第一夜を見てお仕舞いにしました。時間切れで学生諸君の近況は書いてもらえませんでした。少々残念ですね。