「クールな男とおしゃれな女−絵の中のよそおい」展を観るのです。

 家人と連れ立って9時50分に家を出ました。大里のバス停から浦和駅に行く予定だったのです。ところが時間を間違えたのか、浦和駅行きのバスはたった今出て行ったところです。仕方が無いので南浦和経由で浦和駅に出ました。イトーヨーカ堂二階の「洋服の青山」でスラックスを3本とワイシャツ2組、そしてベルトを買いました。3点に1点が無料となると言うことで格安な買い物ができました。驚いたのは「洋服の青山」に文教大学出身の女性社員がいたことです。Mさんと言う方で学部長のI先生のゼミに所属していたとのこと。前学長のH先生も良く覚えていて、T先生のことも良く覚えていました。私の講義では演劇論を聴講していたとのこと。Mさんのゼミを担当していたI先生に「宜しく」と伝言を伝えて欲しいと言われました。必ず伝えると確約して家人と二人で自宅に帰ったことでした。
 午後は13時1分の快速新木場行きに乗って移動を開始しました。今日は山種美術館で「クールな男とおしゃれな女−絵の中のよそおい」展を観るのです。橋本雅男のマッチョな感じの「日本武尊像」、小林古径のいかにもやさ男と感じられる「蛍」、吉川霊華菅原道真像の「菅公之像」などを楽しみました。「おしゃれな女」のコーナーに移動すると、小倉遊亀の「舞う」が人目を牽きました。紫色の和服を着た舞子が右手で扇を高だかに持ち上げているのですね。ダイナミックな感じがする逸品でした。また和田栄作の「黄衣の少女」は文字通り黄色のドレスを纏った少女が正面を向いている像で、日焼けした両腕と頬の赤みが青春の豊かな一瞬を感じさせてくれました。