アラゴンの『死刑執行』(中央公論社)の再読を進めています。

takuzemi2014-06-02

 生活費が無くなってしまったので、近くのATMまで出掛けました。いつもの金額を降ろしておきました。お金が手に入ると少しだけ豊かになったような気がします。帰宅してラムザクリニック内科で貰ってきた常備薬を分包しました。仕分けた薬を家人が用意してくれたプラスティックの薬ケースに入れておきました。家人と言えば不思議な女性です。私のズボン下が厚手だなと思っていたら、私はいつ着替えたのか記憶が無いままに、いつの間にか薄手のズボン下に履き替えていたものです。家人はまた玄関に置いてある小さな額縁の絵を取り替えるのが好きなようです。先日までセザンヌの林檎の絵だったと記憶しているのですが、いつの間にかグラン・マ・モーゼスの風景画に代わっているのです。
 近くのスーパーに行ってスライルフリー、焼酎、ワインセレクト、ビアソーなどを買っておきました。ついでにと言っては軽くなってしまうのですが、純水も6リットル用意しておきました。かなり重いのですが、それだけ貴重なものに思われます。朝方、仕事に出て行く家人に言われた水汲みの作業が終わったので、無事にノルマを果たした良い気分になることができました。
 少しずつですがルイ・アラゴンの『死刑執行』(中央公論社)の再読を進めています。Wzエディターでunicodeのファイルを作って「.『死刑執行』抜き書き」とタイトルを付けました。まだ10数行しか有りませんが、将来は大論文になるかも知れません。女性の呼称の不安定性や鏡のイメージが多用されています。前者は名付けることの不可能性、後者は主人公のアントワーヌが異界に入り込む可能性だと私は解釈しています。