PARCOの6階のユナイテッドシネマで「アナと雪の女王」を観ました。

 今週の演劇論と文学のハンドアウトにゆっくりと目を通しました。演劇論は上野美子さんの文章を引用したもので「女王は名優だった」と題されたテクストです。エリザベス女王が結婚を外交の駆け引きに利用したいわゆる「遣り手」だったと言うことで、そのエリザベス女王が進んで民衆の前に姿を現したとのことで、劇場国家を上手に演じていたのでしょう。一方、文学の方は「『道草』を読む」と題して講義を展開するつもりです。グレゴリー・ベイトソンの「ダブルバインド」などと言う言葉も出てきます。今からスリリングな授業が予想されます。
 午後は浦和のPARCOの6階のユナイテッドシネマで「アナと雪の女王」を観ました。或る王国にエルサとアナという二人の姉妹が居るのです。姉のエルサは魔法が使えるのですが、その力を上手に制御することができません。そんな訳で結果的に妹のアナを傷つけてしまうことになるのですね。姉のエルサの戴冠式にアナはハンス王子のプロポーズを受け入れるのですが、実はハンスの本性は残酷で冷酷な人間なのですね。アナが好きな人に接吻すると心の傷が直ると知らされて、ハンスの元へと駆け付けるのですが、ハンスは冷酷に拒否するのですね。キャラクターデザインも完璧で、アナのソバカスも可愛かったですね。背景も夢のような光景でウットリさせられました。また出てくる歌の数々も感動的なものばかりでした。クリストフの相棒のトナカイのスヴェンや夏に憧れる陽気な雪だるまのオラフなどの脇役の配置も見事でした。108分の上映時間を息を付く間もなく楽しみました。家に帰って喉が乾いていたのを思い出して、生協の「あずみ野の水」をコップに一杯飲み干しました。余程感動していたのでしょうか。