2限は恒例のランボー読書会を相棒のFさんと楽しみました。

 2限は恒例のランボー読書会を相棒のFさんと楽しみました。かなりの量のテクストを読了したのですが、古代の神々やキリスト教の神が出てきて、日本人である私たちには背景が分からずに難解でした。残念ながら来週の金曜日には相棒のFさんが所用が有るらしく、お休みということになりました。当日は3・4年の合同コンパが予定されていて、遅い時間に私はゼミに参加して、流れに乗ってコンパに出掛けることになりそうです。
 5限の3年生のゼミまで長い空き時間が有ります。今日は演劇論と文学の残りの講義予定を考えました。シラバス通りに講義を進めるのではなく、学生諸君に意外なプレゼントができるような講義をしたいものだと思っています。時にはDVD鑑賞も良いでしょう。そんな感じで演劇論の予定を組んだら、これ以外は無いと言う流れができました。最終回までの演劇論はこれで確定です。週末に文学の方も残りの講義予定を確定させるつもりです。
 マリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』(世界思想社)の第5章「人間からユマニスムへ」の85ページから輪読しました。天職の道が邪魔されたパイロットは心の中に空虚を抱えています。18章で花びらが三枚付いた、どうということもない花が人間に付いて、こんなことを言うのです。「人間には根っこがありませんもの。それで人間はずいぶん、苦労しているんです。」と言うのです。シモーヌ・ヴェイユの「根を張ること」の大切さを学生諸君に語っておきました。最後に「ユメ十夜」のDVDとマネの「オランピア」を紹介するビデオを観て授業を終えました。最後に学生諸君の近況をA4の紙に書いてもらいました。