職場の健康診断で、「右目 中間透光体混濁」という結果が出てしまい

takuzemi2014-06-30

*昨日は出光美術館を訪問して「没後90年鉄斎」展を観賞しました。
 昨日は出光美術館を訪問して「没後90年鉄斎」展を観賞しました。富岡鉄斎は幕末・明治・大正と激動の時代を生きた人物で、儒学者として大成しながら書画の制作に努力した人です。鉄斎は「清風」すなわち煎茶・喫茶の世界に関心を持った人でもありました。「高士煎茶図」は滝の流れを前にして主人と小坊主が慈しみ合っている図です。師弟の交流が感じられ観ていての私にも心が温かくなるのが感じられました。後景には火鉢で海老を焼いている風景が描き込まれていて、そこはかとないユーモアが感じられたものでした。「漁弟漁兄図」は八十五歳の鉄斎が描いた図で、黒を荒々しく擦りつけるように描かれていて、鉄斎の魔法的とも言っても良い荒々しい「力」に感動したものでした。別室にはエドヴァルド・ムンクの三点とジョルジュ・ルオーの四点が有り富岡鉄斎の過度な緊張感を強いられる展示から、別室のリラックスした雰囲気に変わり、ほっと溜め息を付いたものでした。出光美術館を訪問する車中では太田紫織さんの『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(角川文庫)のシリーズの最新刊の「冬の記憶と時の地図」を読みました。骨を愛でるのが大好きなお嬢さまの九条櫻子といつも櫻子さんに大変な事件に巻き込まれてしまう平凡な高校生・館脇正太郎のコンビが繰り広げる推理小説です。北海道の様々のグルメの紹介もあり楽しい読み物に仕上がっています。極上のユーモアもあり読者を決して退屈させません。

*職場の健康診断で、「右目 中間透光体混濁」という結果が出てしまいました。
 職場の健康診断で、「右目 中間透光体混濁」という結果が出てしまいました。通い付けのラムザクリニック内科のK先生に相談したら紹介状と地図を頂きました。今日は9時42分発東所沢行きに乗って新座西山内科眼科クリニックを訪れました。9時調度に病院に着いたのですが、待合室は患者の皆さんで一杯です。「眼科 15分待ち」とデジタルの表示には素っ気なく表示されています。いつものように『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』を読みながら待ちました。90分ほども経って診察室に呼ばれました。瞳孔を開く目薬を女医さんから差してもらいました。待合室に戻って15分ほども待つのですが、その間も妙に眩しくてたまりません。再び診察室に通されて、女医さんからしばらくは放置しておいても構わない。薬も必要ないと言われて胸を撫で下ろしました。
 午後は埼玉県立近代美術館に移動しました。MOMAS展を期待していたのですが、月曜日は休館日でお休みだと素っ気なく書いてありました。私は気が付かなかったのですが、インターネットの奥の方まで探さないと休館日のことは分からないのですね。残念ながら休館日だったので浦和のPARCOに移動しました。6階のMOVEXで何か時間が許すものが有れば観て帰ろうと思ったのです。残念ながらどの映画も半端な開始時間で断念しました。PARCOの中に有る紀伊國屋書店に寄ったのですが面白そうな本も見当たりません。おまけに帰路の快速は大幅に遅れて10分ほども遅刻しました。新座西山内科眼科クリニックで貰った診察カードが30877と下二桁がラッキーセブンになっているので今日一日は良しとしましょうか。(写真はジョン・エヴァレット・ミレイの端正な表情が目立つ「あひるの子」です。)