ラムザに引っ越してから15年も経つことが不思議に思われました。

takuzemi2014-07-14

 朝はどうしても5時過ぎに目が醒めてしまいます。ベランダから射し込む朝の光が強烈なのです。7時前には別所沼まで散歩に出掛けました。元荒川の紫陽花の花期は終わってしまったのですが、別所沼へと続く「花と緑の散歩道」の紫陽花は何故か健在なのです。ラムザに引っ越してから15年も経つことが不思議に思われました。時の流れに思いを馳せたことでした。同じマンションの19階に住むUさんにお会いしました。散歩が大好きな女性で散歩に出掛けると良くお会いする方です。帰路には「ノッポさん」にもお会いしました。残念ながら「散歩道のご隠居」ことOさんにはお会いできませんでした。別所沼に着くと先ず立原道造のヒヤシンスハウスが目に留まります。次に見えてくるのが埼玉県原爆死没者慰霊の碑です。合掌して黙祷するのが私の習慣です。しばらく歩くと神保光太郎の詩碑が見えてきます。「沼のほとりを/めぐりながら/神をおもふ/水面に映る/ひとひらの雲/羊の孤独/冬日断章より・・・と有るのですが、一緒に散歩していた家人が「この辺に羊が居たのかしら?」と言ったので関節を外されたような気がしたものでした。7時45分になると集団登校の小学生のグループが急に増えてきます。私の前を元気一杯にお喋りしながら進んでいきます。メタセコイアの森の中に入るとフィトンチッドが降ってくるような気分がして爽快な気分になってきます。白鷺が沼の辺に居るのを見掛けました。自然が豊かに残っている別所沼は私のベースキャンプです。帰路には横断中と書かれた黄色い旗を持ったお母さんたちが小学生たちを見守っている光景を目撃しました。母なるものの偉大さを感じたものでした。