中野京子さんの『名画で読み解くブルボン王朝12の物語』(光文社新書)を読みました。

takuzemi2014-07-15

 朝の起き抜けの時間は中野京子さんの『名画で読み解くブルボン王朝12の物語』(光文社新書)を読みました。「聖バルテルミーの虐殺」を引き起こした張本人と目されるカトリーヌ・ド・メディシスの生涯が語られていて、中野さんの筆力も冴え、物語に引き込まれてしまいます。5時過ぎには家人が起きてきて、手をべとべとにしながら親友の大森君から送られてきたパイナップルを切ってくれました。大変に美味しかったので二皿も頂いてしまいました。早朝に家を出て別所沼に向かいました。「花と緑の散歩道」ではウォーキングやランニングを楽しむ人はほとんどいません。歩いているのは通勤客がほとんどでこの時間では仕方が無いのかと思ったことでした。ゲンゲの群生の上で何匹もの紋黄蝶が飛び交っていました。『ムーミン』を書いたトーベ・ヤンソンに寄ると紋黄蝶は幸せをもたらす蝶だそうで、少しばかり嬉しくなりました。いつものように時計回りで別所沼を一周しました。別所沼弁財天に立ち寄って、ご縁が有るようにと5円玉を奉納して合掌しました。鰻と川魚の専門店だった「別所」が閉店していました。この近辺の名店だったので残念なことだと思いました。別所沼のかいぼりが続いたためでしょうか。このところ水鳥が少なくなったような気がするのです。ランナーやウォーカーはいない代わりに埼玉大学付属小学校と中学校の生徒たちが大きな声でお喋りをしながら群れをなして通り抜けて行きます。元気な若い生徒たちを見ると、私もあんな時代が有ったのかと遠い眼差しになってしまいます。