午後は東京都美術館で「楽園としての芸術」展を観賞しました。

takuzemi2014-07-27

.20140727午前
 比較文化論の第15回では「オースマンのパリ改造と近代都市の成立」と題してお話ししました。ハンドアウトを終了してからオースマンとナポレオン?世が出てくるビデオを観ました。学生諸君から感想を聞きたいと思って私のメールアドレスも掲載しておきました。英文科の2年のSさん、同じく2年のT君、日文科4年のY君たちが感想を送ってくれました。3人と少数ながら、なかなか詳しく感想を書いてあって嬉しく思ったことでした。早速、三人にはお礼のメールを送っておきました。
 比較文化論の講義を終えて研究室に戻りました。研究室のドアに小さなポストイットの張り紙が有って教育学部音楽専修を今年の3月で退職されたN先生の携帯電話の番号が書いてありました。フランス語の方言に関することを聞きたいとメモに書いてあったので私の専門領域ではないので心配していました。案の定、私には全く分からないテーマで丁重にN先生に分からないとお返事しておきました。
 朝は7時20分に家を出て別所沼まで散歩に出掛けました。猛暑なのですが「花と緑の散歩道」は風が吹いて涼しいのです。昼顔が咲き乱れているのを見掛けて、心が軽くなりました。この時間帯は通勤客ばかりで何とも面白くありません。別所沼に着いてみたら何とも蒸し暑くて閉口しました。ウォーキングやランニングを楽しむ人々もさほど多くはありません。神保光太郎の詩碑の冒頭の「沼のほとりをめぐりながら」の二行に過ぎ行く時間の経過が感じられたものでした。「ノッポさん」にお会いして帰宅しました。汗をびっしょりとかいていて、下着類を全て着替えねばなりませんでした。

.20140727午後
 夏休みに入ってからiPadを利用してTV5を見ることが多くなりました。昨日はケベック出身の歌手ダニエル・ラヴォワさんの歌を聴きました。情感が籠もっていて、メロディーもリリカルで満足したことでした。今日のニュースもTV5で見ました。パリやロンドンでは反イスラエルのデモが行われているとの報道が有りました。ガザの死者は1000人を越えているそうで、まだまだ戦争は終わりそうもありません。残念なことです。
 いつものように別所沼まで散歩に出掛けました。日曜日とあって散歩を楽しむ市民も多く花と緑の散歩道も久し振りに賑わいを見せていました。別所沼に着くとウォーキングやランニングを楽しむ市民も多く、埼玉県原爆死没者慰霊式が行われるらしく慰霊碑の前には千代紙や千羽鶴が無数に飾られていました。
 午後は東京都美術館で「楽園としての芸術」展を観賞しました。知的障害の有る生徒さんたちの絵画が並べられています。つくり手の自主性を尊重した活動が活発に行われるようになったと言います。「布の工房」からは「針一本でひたすら縫い続ける」ということで、真摯さを感じたものでした。山桜、欅、楠、カバ、レッドオーク、ヒノキなどの木製の容器が有り、工房しょうぶの念入りな作業に感心させられたものでした。杉村奈津季さんの「ハワイ「はれ」」はラウル・デュフィの絵画を思わせる一点で青い海が広がっていて、太陽までも青いので失笑させられたものでした。東京都美術館を出るとジャズの生演奏が行われていました。調子の良いスウィングに私の心も軽くなったものでした。国立西洋美術館の常設展を眺めて帰宅しました。