最終回の演劇論で扱った寺山修司の「内破」の予感を読み返してみました。

takuzemi2014-07-28

 6時50分に家を出て別所沼まで散歩に出掛けました。早朝の散歩を楽しむ市民が多いのに驚きました。Uさん御夫妻にお会いして挨拶を交わしました。いつもお二人で一緒に散歩している仲良しの御夫婦です。いつものように埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌しました。それから別所沼弁財天に5円玉を奉納して合掌しました。スポーツ広場では縄跳びを楽しんでいる少女や親子でサッカーを楽しむ人など色々でした。また、ランニングを楽しむ人々もいました。こちらはご常連という感じでしょうか。メタセコイアの林の中に入ると光と影のコントラストがきつく感じられます。一瞬のことですが立ち眩みのような気分にさせられました。帰路の「花と緑の散歩道」では同じマンションに住む「ノッポさん」にお会いして挨拶をしました。たっぷり一時間を掛けて自宅に帰り着きました。姿は見えないのですが、蝉の鳴き声がどこからか聴こえてきました。夏も真っ盛りと言ったところです。
 帰宅して最終回の演劇論で扱った寺山修司の「内破」の予感を読み返してみました。私の持っているDVDは新毒丸が藤原竜也、撫子が白石加代子という配役で結末は新宿の雑踏に二人が手を取り合って消えていくというオープンエンディングの終わり方でした。一方、新人の矢野聖人が身毒丸を演じ、撫子役を大竹しのぶが演じたエンディングは身毒丸が髑髏になるという結末で驚かされました。母子相姦の罪を償うつもりも有ったのでしょうか。ポストモダンを信奉する寺山修司なら藤原竜也白石加代子のコンビの方を選んだと思うのです。