汐留ミュージアムを訪問して「建築家ピエール・シャローとガラスの家」を観賞しました。

 8時50分にはラムザクリニック内科まで順番を取りに行きました。2番が取れたので安心して自宅に戻り、9時過ぎには岩佐倫太郎君の『印象派琳派がわかれば絵画が分かる』(舵社)を持って待合室に待機しました。ほどなく診察室に通されてK先生の診断を受けました。血圧は少々高めでしたが、他は何とも無く、いつもの薬を貰って10時頃には家に帰ることができました。8月2日の土曜日には「さいたま市民医療センター」のN先生の紹介状ができあがる筈で大腸ポリープの再検査を先生にお願いするつもりです。
 午後はパナソニック汐留ミュージアムを訪問して「建築家ピエール・シャローとガラスの家」を観賞しました。椅子や家具などのスケッチが有り、その繊細さに感銘を受けました。金属を素材にした暖炉のスクリーンが有り、金属製にも関わらず、ほのかな温もりを感じたものでした。子供部屋やサロンの透視図が有り、その模型が精密なのに感心させられました。ジャック・リプシッツの「着彩した石」という作品が有り、ほとんど着彩されていないので、逆説的なユーモアを感じたものでした。パナソニック汐留ミュージアムと言えばジョルジュ・ルオーのコレクションで有名です。私は覚えていなかったのですが、ルオーの「大海原に向かって」は中央の男が右手を高く挙げています。大海原に乗り出す男の強い意志が感じられました。ジョルジュ・ルオーは植民地に行ったことが無かったそうで、当時パリで流行っていた黒人レビューに足繁く通い、イマジネーションを膨らませたと言うことです。画家の想像力の強烈さに想いを馳せたものでした。