寝苦しい夜が続きます。明け方に友人の岩佐倫太郎君の連歌を思い出しました。

takuzemi2014-08-04

 寝苦しい夜が続きます。明け方に友人の岩佐倫太郎君の連歌を思い出しました。大学時代の同級生の間で二泊三日ぐらいで温泉巡りの旅に出掛け、連歌を作って楽しんでいたのですね。寝苦しいと言えば岩佐君の「寝苦しき夜の『ニーチェ全集』」と言うのが有り、なかなかの名句だと思っています。また「蕩児帰りて瓜を食む朝」と言うのが有り、不良少年が朝帰りして瓜を食べているという情景でいかにも画面が目の前に浮かんできます。コミカルなのは「肩凝り知らずペンギンの村」という一作で肩が無いペンギンには肩凝りも有るまいというコンセプトなのでしょう。また枯れた感じの作品も有りますね。「老いは昼寝す瓢箪の影」と言うのです。飄逸味も感じられて、老人が絵の中の人物のように感じられます。
 月曜日から金曜日までは夏目漱石の『こころ』が朝日新聞の朝刊に掲載されています。先ずは精読して切り抜いておくのが私の務めです。「しつもん! ドラえもん」の答えを探すのも朝の日課です。「ひととき」欄に目を通してから、林真理子さんの「マイストーリー」を読むのも習慣として定着したようです。母子の葛藤がテーマだと思うのですが、母親が大化けしそうな所で面白さも続いています。
 いつものように別所沼まで散歩に出掛けました。今日も暑い一日になりそうです。8時近くになると通勤客の姿も途絶えて「花と緑の散歩道」は閑散としてしまいます。別所沼に着いてみたらランニングを楽しむ人が結構詰めかけていました。何となく顔に見覚えの有る常連ばかりという印象でした。