小学校の図書室を懐かしく思い出すことも有ります。元々社の最新SFシリーズが置いてありました。

takuzemi2014-08-08

 小学校の図書室を懐かしく思い出すことも有ります。元々社の最新SFシリーズが置いてありました。ロバート・シェイクリィの『人間の手がまだ触れない』やヴァン・ヴークトの『新しい人類スラン』などを読み耽ったものでした。小学校の下校時間になると小高い丘の上に有った市立図書館に立ち寄ったものでした。平野威馬雄先生の『残酷物語』のシリーズを読んだ記憶が有るのですが、ネットで確認したところ平野先生の著作には『残酷物語』のシリーズは無いようで私の思い違いかも知れません。中学時代には早川書房SFマガジンを定期講読を始めました。小松左京半村良が活躍していた時代でSFもメジャーになっていた時代です。中でも私が好きだったのは小松左京の『日本沈没』や『日本アパッチ族』でしょうか。両方の作品に「日本」の一語が付くのは小松さんが隠れた愛国者だったのかも知れません。いずれの作品にも思考実験の面白さと社会の在り方への批判が有ったと感じています。SF好きが高じて、物語の中のSF好きの登場人物にも共感を持ってしまいます。美少女エマノンシリーズの『おもいでエマノン』に出てくるフェリー船「さんふらわあ」号の乗客となる男性にも感情移入してしまいます。中学時代の友人のK君ともSFマガジンを回し読みして楽しんだことが有りました。K君とは一緒にアマチュア無線技師の電話級の免許を取りに行ったことも有りました。彼にはハンダ付けの技術を教えてもらい、一緒に秋葉原の電気街を彷徨ったことも有りました。懐かしい思い出です。