午後は東京ステエ−ションギャラリーを訪問して「泥象鈴木治の世界」を観賞しました。

 午後は東京ステエ−ションギャラリーを訪問して「泥象鈴木治の世界」を観賞しました。先ず最初の部屋に入ると「秋の馬」が目に飛び込んで来ます。抽象化された作品で馬の形を少しも取っていないので驚かされました。作者は土と火に寄る作品を造形することを重点を置いていた作者に取っては当然のことかも知れません。「花の馬」は小さな花弁の付いた花が群がっています。馬の形は何故か見当たりません。「縞の立像」は文字通り縞模様を施された陶磁器で安定が良さそうに立っていました。「汗馬」は少しばかり馬らしき顔が見えません。四肢と尻尾も有るので脚が付いているのをユーモラスだと思いました。「双頭壱」は左右に穴の開いている壺で茶色の彩色を施されていました。左右の穴は花を活けるために使われるだろうと思いました。「鶴のように」は英文で「Like a Crane」と題されていて、クレーンのように縦長の物体を表しています。作者のユーモアを感じたものでした。別室に入ると「仮名の時代」と「仮名の土面」が有りました。この作品は意味の無い仮面が四肢と尻尾も有るので観客を安心させる作品だと思いました。「花入」は16個の穴の開いた管が有る立法形で脚が付いているのがユーモラスだと思いました。別室に入ると「仮名の時代」と「仮名の土面」と言う二つの作品が有りました。この作品には意味がない仮名が並んでいます。作者の意味を解体しようというポストモダン的な志向を明らかになったような気がしました。「輪花茶碗」と「青白磁茶碗」は衒いのない素直な作品で感動しました。「焦土泥象百種」が有りました。どれも硝子の作品で、不透明の青色で着色されていました。一つ一つの作品のネーミングが面白かったですね。「挙上泥象百種」が有りました。どれも硝子の作品で、不透明に青色で着色されていました。一つ一つの作品にネーミングのネーミングが面白かったですね。「挙上泥象 三十八景」が有りました。どれも硝子の作品で、不透明に青色で着色されていました。一つ一つの作品のネーミングが面白かったですね。「挙上泥象 三十八景」は茶色の焼き物で、このネーミングのネーミングが興味を引かれたものでした。