午後は東京国立博物館の東洋館アジアギャラリーに出掛けました。

 午後は東京国立博物館の東洋館アジアギャラリーに出掛けました。最初の部屋は中国の仏像が展示されています。「如来三尊立像」は中央の仏像が大きくて、左右の立像は少しばかり小さく、いずれも微笑を浮かべています。「菩薩立像」は大きな手のひらをこちらに向けて微笑んでいます。「菩薩頭部」と名付けられた首だけの仏像が有ります。微笑んでいる姿が何とも良いですね。三人の仏像が並んでいる像が有り、いずれも重要文化財なので圧倒されました。二階に上がるとガンダーラ・西域・エジプト・西アジアの仏像が有りました。何となくギリシャの彫刻のような雰囲気が有りました。アルカイックスマイルのためなのでしょうか。セクメト紙像を見るとエジプトの香りが強く感じられます。エジプトのテーベで出土されたものだと記されていました。四階に上がると「中国の石刻画芸術」が展示されてしました。石板に様々な模様が刻まれて有り、その多様性に驚かされました。蝦蟇は月に住むと考えられていたらしいのです。日本では月に住むのは兎です。中国文明と日本文明との違いに驚かされたものでした。五階に上がると中国工芸の展示が有ります。朝鮮の石器が展示して有りました。遠い時代に心が飛ばされたものでした。古代エジプトの作品群にはパジェリエンプのミイラが有り、目は真っ黒で鼻も大きな穴が開いています。何度見てもぞっとします。地下に降りるとクメールの彫刻が有りました。象の姿をしたガネーシャ座像やナーガ上のブッダ座像が有り楽しめました。(写真は象の姿を借りたガネーシャ像です。)