10時半には与野本町のさいたま市民医療センターを訪問しました。

 「散歩道のご隠居」ことOさんに会わなくなって、だいぶ時間が過ぎました。糖尿病性網膜症で失明しかかった話しを聞いたことも有りました。それから心臓の手術もなさったそうで病気を沢山患っていたらしいのです。ご隠居さんは話しだすと延々と話しが長く私は苛立ったことも有りました。住所を聞いて年賀状のやり取りでも済ませておけばご隠居さんの近況は分かったかも知れません。ご高齢なのですでに亡くなっている可能性も否定しきれない今日この頃です。
 10時半には与野本町さいたま市民医療センターを訪問しました。タクシーで15分ほどの距離でしょうか。消化器科のN先生に診察を受けました。昨年は7月22日にさいたま市民医療センターでN先生の診察を受け、全日休講の24日に大腸ポリープを切り取ってもらったのでした。悪性の腫瘍だったので、再検査が必要となりました。行き付けのラムザクリニック内科のK先生に紹介状を書いていただき今日の診察という運びになりました。さいたま市民医療センターの中には小さなコンビニエンス・ストアーが有り、そこでエニマクリンという食事が有るのです。和風がゆ(鮭入り)・すまし汁などが有り、家人にレンジで温めてもらって食べたのですが、何だか本当の病人になったような気がしてきます。駅前の須原屋書店に出掛けて最新号の「芸術新潮」を買ってきました。「ヒエロニムス・ボスの奇想天国」と題されていて、まさしく奇想の画家のボスの特徴が良く出ています。ヒエロニムス・ボスの絵画を見ているうちに、少しばかり異界に旅したような気分になって少々元気が出てきたものでした。(写真はベアトリス・アッピアの『ひなぎくのおはなし』のひとこまです。)