午後は三鷹市美術ギャラリーを訪問して「大正ロマンの恋と文」を観賞しました。

 10時2分の南船橋行きに乗って移動を開始しました。浦和駅の東口を出て、パルコ5階の紀伊国屋に立ち寄りました。少年探偵団シリーズの『二十面相の呪い』、『空飛ぶ二十面相』、そして最終巻の『黄金の怪獣』を買い求めました。これで少年探偵団の全ての巻が揃ったことになります。最終巻を読み終わったら第一巻から繰り返して読もうと思っています。
 午後は三鷹市美術ギャラリーを訪問して「大正ロマンの恋と文」を観賞しました。竹久夢二と親交が有った三鷹在住の高相利郎が集めたコレクションを中心に纏められています。正月が明けて夢二が高相に自宅に遊びに来るように言っている書簡が有り興味深かったです。「春の野」はモダンな少女が描かれていて、赤いセーター大きな布を首飾りにして、短髪で黄色い帽子を被っています。手には野菊を持っています。「立春大吉」は短髪の女性が和服を着ています。モダンな顔立ちと和服との違和感が色気を感じさせました。夢二にちなんだ音楽が流れていて大正ロマンの世界に深々と浸れたものでした。大正3年10月1日には「港屋絵草紙店」が開店して、夢二の妻のたまきが店主を務めたそうで、そこでは夢二がデザインした便箋、絵封筒、千代絵、木版画半襟までデザイン性に富んだ趣味の良い品々が並べられたとのことです。夢二やたまきが店の前で立っている写真が有り楽しめました。宵待草のメロディが流れていました。「まてど暮らせど来ぬひとを宵待草のやるせなさ。こよひは月も出ぬそうな」の曲も流れていて大正ロマンの世界にどっぷりと漬かることができた私でした。