3年生のゼミでは外山滋比古さんの『思考の整理学』(ちくま文庫)を輪読しました。

 2限の時間帯は私の研究室で「ランボー読書会」を開催しました。相棒は英米科の講師のFさんです。今日もミシェル・ビュトールの「ランボーに関する即興」を読み進めて行きました。「盗まれた心」と言うテーマが18世紀のポエジーの主要な主題だったこと、またランボーと「パリの軍歌」を巡っての考察が続きました。Fさんと私の間でランボーの詩を訳している宇佐美斉先生のことに話しが及びました。細かな注釈を付けながら見事にランボーを訳されていることに驚きの念を禁じられません。「ランボー読書会」が終わってから学生食堂に昼食を取りに出掛けました。殆どのメニューが売り切れで困り果てたものでした。中華食堂の金麒麟に出掛けて、牛肉のオイスターソースを食べました。なかなか風味が良かったので、学食で食べられなかったのを仇討ちをしたような気分がしたものです。
 3年ゼミで使う外山滋比古さんの『思考の整理学』(ちくま文庫)がどこかに紛失してしまったのです。最寄りの北越谷駅前の文真堂に立ち寄って探したのですが有りませんでした。新越谷に移動して旭屋書店で探したらすぐ見つかりました。こんなベストセラーを置いていない本屋が有ることに驚いたものでした。
 5限の3年生のゼミでは外山滋比古さんの『思考の整理学』(ちくま文庫)を輪読しました。今日は「セレンディピティ」、「情報のメタ化」、「スクラップ」、「カード・ノート」の四つのエッセイを読みました。K君には「モラリスト文学」、S君には「モードの誕生」に付いて調べておくように言っておきました。発表は10月17日の金曜日を指名したのですが、残念ながら創立記念日でお休みだとのことで、日程を考え直すことにしました。