川越を訪問してセンチメンタル・ジャーニーを企画しました。

 午後は高校時代を過ごした川越を訪問してセンチメンタル・ジャーニーを企画しました。12時49分の快速川越行きで移動を開始しました。車中では座席を確保できたのでドミニック・ローホーさんの『「限りなく少なく」豊かに生きる』(講談社)を読みました。指扇では病院に入院していた母親のことを思い出しました。辛い気持ちで何度も訪問したことを思い出しました。30分ほどで川越に着きアカシア通りを歩きました。若い人々が賑わっていました。浄土院西雲寺に詣でて合掌しました。丸広百貨店の前にアニエス・ベーの洒落たお店が出来ていました。高校時代に良く立ち寄った木村屋文具店も健在でした。小江戸蔵里に立ち寄って土産品を見たのですが、大したものが無いので何も買わずに立ち去りました。ボッカ・デラ・ベリタも健在でした。この店で中古のギターを買ったことも思い出しました。大正浪漫通りを歩きました。真南風(まはえ)でラフティーを一個買い求めておきました。大正浪漫通りの裏通りに卓球をさせるお店が有り、友人の大森君と放課後にせっせと通ったものでした。鰻の市野屋さんが有り、家人と二人で舌鼓を打ったことも有ったことを思い出しました。高校時代に良く通った福田屋書店も健在でした。けれども置いている本は古びた本ばかりで少々落ち込んだものでした。この書店の隣の路地を抜けると高校への近道が有ります。以前は古い建物が並んでいたのですが、今はすっかりモダンな建物に様変わりしていました。川越高校の高い楠木が見えてきました。母校の図書館で「聊斎志異」などを読み耽ったものでした。川越市立美術館も博物館もお休みで少々落胆しました。川越城中中ノ門堀跡を見学して、連繫寺を詣でて「おびんずる様」の頭を撫でて帰路に着きました。帰りの車中では女子高生や男子高生がお喋りをして何とも賑やかでした。(写真は川越の時の鐘です。)