4限の4年生のゼミでは前田愛氏の「BELIN 1888」を読みました。

 1限のフランス語2では『小さなコントー読解からコミュニケーションへー』(駿河台出版社)の第2章を読了しました。「猫なのだが、猫ではない」と言う奇妙な動物が実は陶器で出来た猫だったと言う他愛ない結末でした。それから「モデル2」を読みました。「彼の様子はどんなですか?」「彼は太っています」などのパターンを繰り返しました。また人体の各部を表す単語も学びました。髪、目、鼻、口、耳などです。「それは本ですか?ーいや、それは本ではありません、辞書です。」などのパターンを繰り返しました。また最後の問題は穴埋めの問題になっていてピノキオの「○」はとても長いなどの「鼻」を問うものでした。セザンヌの絵画を紹介するDVDを20分ほど観て授業を終えました。
 昼食は学生食堂の2階で鉄板を食べました。ベーコンやハンバーグが2個、そして半熟玉子が付いていて、パスタも隠れています。ご飯も有ってお腹が一杯になりました。
 午後は大学図書館に移動しました。翰林書房漱石研究第十四号『吾輩は猫である』所収の海野弘氏の『吾輩は猫である』ノートや桜楓社の漱石作品論集成【九巻】所収の伊豆利彦氏の『行人』論の前提などをコピーしておきました。
 4限の4年生のゼミでは前田愛氏の「BELIN 1888」を読みました。森鴎外の『舞姫』の太田豊太郎とエリスが出会ったクロステル街のトポロジーを精密に分析しています。学生諸君に卒論のテーマを聞いたら全員がほとんど固まっていて担当教員としても安心したものでした。