2限の時間帯は相棒のFさんと私の研究室で「ランボー読書会」を開催しました。

 2限の時間帯は相棒のFさんと私の研究室で「ランボー読書会」を開催しました。いつものようにミシェル・ビュトールの「ランボーに関する即興」を読んだのですが、多少とも下調べの効果が出たような気がしました。テクストには「偉大な夢は昼と夜の結合だ」と言う言葉が出てきて神秘と現実を結合させようという理不尽な夢を語っているのではないかと思いました。
 昼食は学生食堂の2階で鉄板を食べました。教職員懇談室で食べたのですが、2名ほどの女子学生が紛れ込んでいて私が入ると逃げ出していきました。鉄板を食べるとすっかりお腹が一杯になったことでした。学生食堂から帰って「ヨーロッパの文学」の出席調査票を転記しました。およそ一時間以上も掛かったでしょうか。教師の倫理観を計る良い指標になるようです。
 5限の3年生のゼミでは今日はAさんの「超現実主義」に付いての発表とSさんの「オースマンのパリ改造」に付いての八票が二本の発表が有りました。Aさんは超現実主義を「人間ドコまでも生きんとする盲目の意志が現実の世界をツキ破って完全なる人とするエネルギーを表示する努力の詩である」と定義したそうです。Sさんの「オースマンのパリ改造」に関しては富裕層の生活の糧が上がっただけで、貧困層の生活環境の改善には繋がらなかったとの批判的な視点が取られていました。外山滋比古さんの『思考の整理学』(ちくま文庫)から「テーマと題名」、「ホメテヤラネバ」、の2編を読んで「フルシャンブルー」のDVDを観て授業を終えました。