「ヨーロッパの文学」ではソフィー・マルソー主演の『女優マルキーズ』を観ました。

 昼休みには多文化理解コースの私のゼミを希望するY君とU君が面談に来てくれました。Y君はヨーロッパの文学に興味が有るそうで、U君は識字率に関心が有るとのことで、なかなか有望な学生諸君でした。
 3限の「ヨーロッパの文学」ではソフィー・マルソー主演の『女優マルキーズ』を観ました。始めは踊ることしか知らなかったマルキーズが次第に自分の言葉を獲得していくと言う成長物語の一種と言っても良いでしょう。マルキーズは夫だったグロ・ルネの死後悲劇作家のラシーヌと結ばれるのですが「原稿用紙が白いうちは我慢しなくっちゃ」と作品の完成を促す発言をしています。モリエールの劇団が借金を重ね差し押さえになるというエピソードも有ります。
 4限のフランス語6では留学生のお二人と『星の王子さま』を原文で読みました。「ぼく、いつか、日の入りを四十三度も見たっけ」「そして、すこしたって、あなたは、またこうもいいましたね。」「だって……かなしいときって、入り日がすきなんだもの。」「一日に四三度も入り日をながめるなんて、あんたはずいぶんかなしかったんだね?」しかし王子さまは何も言いませんでした。」
 帰宅したら郵便受けに夕刊と一緒にアマゾンに注文していた高山宏さんの『超人高山宏のつくりかた』が届いていました。腰巻きには大きな字で「学魔降臨」と書いてあり「学魔」タカヤマの疾風怒濤の人生。愛も哀しみも怒りも喜びも全て飲み込み、魔一匹、「知」の冥府魔道を行く。」と有って明日から読み始めるのがとても愉しみです。