小泉満子先生はペンネームの江種満子先生で現れました。

 昼休みには学生食堂の二階に昼食を取りに出掛けました。幸い鉄板が残っていたのでそれを注文しました。今日は牛肉がメインです。教職員懇談室で食べたのですが、二人の女子学生が紛れ込んでいて二人がテレビを点けたまま逃げ出す姿が笑いを誘われました。お腹が一杯になったことでした。3限は文教大学オープンユニバーシティが開催されました。小泉満子先生はペンネームの江種満子先生で現れました。良く通る声は相変わらずです。漱石の年譜を巡って不幸な少年時代を過ごしたことが強調されました。「漱石の恋、漱石文学の恋」と題して語られたのですが江藤淳説の嫂登世との禁じられた恋や小坂普説の友人小屋安治と大塚楠緒子を争い、最終的には相手に譲った経緯が語られました。参加者の自己紹介も有り和気藹々とした雰囲気の講座でした。
5限の3年生のゼミではMさんの「印象派」に付いての発表が有りました。「ひまわり」で有名なゴッホ歌川広重の浮世絵を模写していたことなどを紹介してくれました。またT君は「ジャポニズム」に付いての発表も有りました。モネの「ラ・ジャポネーズ」「睡蓮、水のエピソード」などの図版も入っていて文献も付けられた優れた発表でした。輪読では今日は「しゃべる」「談笑の間」の二つのエッセーを読んだのですが、「話してしまうと頭の内圧がさがる。」の一言が有って笑いを誘われました。「談笑の間」では外山滋比古氏の友人の二人とご本人も加えて三人会を三十年も続けているとのことです。学生諸君に夜まで話しをする友人がいるかと尋ねたところ余りそんな友人は居ないと言うことで残念に思ったことでした。モネの絵画を紹介するDVDを観て授業を終えました。