午後はBunkamuraザ・ミュージアムで「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」を観賞しました。

午後はBunkamuraザ・ミュージアムで「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」を観賞しました。ポール・セザンヌの「大きな松と赤い大地」は松はのびのびと枝葉を伸ばし赤い大地が奥に拡がる透明感の有る空や植物の緑が組み合わされて爽快な雰囲気を醸していました。ポール・セザンヌの「イル=ド=フランスの風景」は一面の緑の木立ちが描き込まれていて、大地は緑の樹々に覆われ、家々は赤い屋根をしています。寛げる雰囲気の作品でした。クロード・モネの「エトルタ、夕日のアヴァル断崖」は奇岩と言っても良いアヴァル断崖が夕日を背景として浮き上がっています。波も穏やかで夕日の赤さと断崖の黒さとのコントラストが際立っていました。クロード・モネの「睡蓮のある池」は1883年にジヴェルニーに引っ越した庭造りに精出した結果の作品ですね。赤や紫の睡蓮が愛らしく描かれています。ピエール・オーギュスト・ルノワールの「宝石をつけたガブリエル」は至宝と言っても良い作品です。首飾りを着けたガブリエルは乳房を垣間見せ髪は黒髪で手にはバラの花を持っています。女盛りの美しさを感じたものでした。モーリス・ド・ブラマンクの「ルイ・フィリップ様式の花瓶」は白い花瓶の中に赤、青、黄色のバラの花が有り花瓶の白と花々がコントラストを生んでいました。キスリングの「若い女性」は黒い大きな目をした女性で赤いドレスと緑のスカートを着ています。コントラストを感じる一枚でした。マルク・シャガールの「青色の道化師」は青い顔をした道化師で手は赤く染まっています。下方にはヴァイオリンを弾く男が馬に凭れている。鳥の上でダンスを踊る女も見えて非現実的な雰囲気を醸していました。私の大好きなジュルジュ・ルオーの作品が「農夫」、「道化」、「ニコデモ」「装飾的な花」、「聖書風景、夕」と六点も有り大いに楽しんで帰路に着きました。(写真はピエール・オーギュスト・ルノワールの「宝石を着けたガブリエル」です。)