いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻りました。

takuzemi2014-11-20

 いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻りました。それから夏目漱石の『三四郎』を精読して、切り取ってファイルに入れておきます。今日は低回趣味と言う言葉が出てきて、夏目漱石自身の解説が有りました。「低回趣味とは一事に即し一物に倒して、独特もしくは連想の興味を起して、左から眺めたり右から眺めたりして容易に去り難いという風な趣味」と記しています。何だか分かったのか分からないのか良く分かりませんでした。「しつもん! ドラえもん」の解答はすぐ「案山子」だと分かったのですが、昔はけものの肉や髪の毛などを焼いて竹につるして、嫌なにおいを出して追い払っていたんだ。においをかがせる意味の「かがし」からきたよ。と有って嫌なにおいを出しすことまでは分かりませんでした。何事も勉強になるものです。
 7時過ぎに家を出て別所沼まで散歩に出掛けました。この時間帯は相変わらずの通勤客や通学生たちしか見掛けないのですが、今年一番の寒さとあって、襟巻きや厚手のコートを着ている人々が目に付きます。別所沼に着いてみたらランニングやウォーキングを楽しむ市民が大勢いました。工事関係者の方々が円陣を組んでラジオ体操をしていました。朝の儀式のようなものなのでしょう。いつものように埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌しました。それから別所沼弁財天に賽銭を入れて柏手を打ちました。同じマンションに住むノッポさんにお会いして挨拶を交わしました。帰路の草むらでは紋黄蝶が迎えてくれました。帰宅して「ロブ=グリエ文学講義」と「バルザックの『ゴリオ爺さん』」のファイルをプリントアウトしておきました。今日の「ヨーロッパの文学」の補足資料です。