朝の1限からのフランス語2が待っています。早めに電車に乗って大学に向かいました。

takuzemi2014-11-28

 朝の1限からのフランス語2が待っています。早めに電車に乗って大学に向かいました。先ずは自動販売機で「南アルプスの天然水」を買ってから独仏準備室の鍵を守衛室で受け取りました。同時刻に独仏準備室の助手さんのMさんがやって来たので鍵束を助手さんに手渡しておきました。
 フランス語2では第2章の文法から入りました。「歩く」の直説法現在形や否定文、疑問文、前置詞à,deと定冠詞の縮訳、人称代名詞の強勢形などが続きます。次の章の第3章に入って「市場にて」と言う話しを読みました。パリに住む人々はお店やブティックを眺めることが大好きでアンヌ・マリに取ってもそのことは大きな喜びだと語られました。
 2限の時間帯は生涯学習センターで「サンテグジュペリの『星の王子さま』を考える」と題してお話ししたのですが、皆さんが活発でしたね。『星の王子さま』の冒頭にはレオン・ヴェルトへの献辞が付けてあり、サンテグジュペリがレオン・ヴェルトに肩入れしていることは明らかです。それからドイツの劇作家のベルト・ブレヒトが作った「異化効果」に付いてお話ししました。余所者の視点から世界を見ると「世界がなんだか変だぞ」と見えてくる現象です。『吾輩は猫である』の猫や『星の王子さま』の子供の視点などがそれに当たります。人間は「壊れもの」である。弱い存在だからこそ、大切にしなければならない。そんな方向性が弱さの先に見えてくることを指摘しておきました。5分ほどしか観られなかったのです。、『星の王子さま、心の旅』を観て講義を終えました。女優の南果歩さんが出てくる美しい画面です。