太田紫織さんの『魔女は月曜日に嘘をつく』(朝日エアロ文庫)を買い求めました。

takuzemi2014-12-01

 朝から冷たい雨が降っています。家人に頼まれていた近くのスーパーに玉子や純水を汲みに行ったのですが後からネギのピリ辛スープを買い忘れたことに気付いてそれも買いに行きました。二度手間になってしまったのですが仕方ありません。駅前の須原屋書店の開店と同時に太田紫織さんの『魔女は月曜日に嘘をつく』(朝日エアロ文庫)を買い求めました。店員さんに探してもらったのですが、なかなか時間が掛かりました。卯月杠葉(うづきゆずりは)さんと言う人物紹介に寄ると札幌の隣にある江別市で「フクロウの丘」という農園を営む「魔女」。華奢でかわいらしいが、他人への愛想はほぼゼロに等しい。人の感情や思考を読むことができる。その他に犬居克衛や東清吾、その妻の東寧々が絡みます。
 午後1時過ぎに雨が上がった様子なので別所沼まで散歩に出掛けました。我ながら酔狂だと思うのですが散歩の癖は止められません。「花と緑の散歩道」はあちらこちらに水溜まりができています。散歩道を歩く人はほとんどなく散歩道は閑散としています。別所沼に着いて埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌しました。それから別所沼弁財天に賽銭を入れて柏手を打ちました。神保光太郎の詩碑を眺めてみました。「沼のほとりをめぐりながら/神をおもふ水面に映るひとひらの雲/羊の孤独」と有り私も誰もいない別所沼公園で羊の孤独を味わってしまいました。エーベカトル・ケッツアルコアトルは風の神で健康、豊作及び知恵を市民にもたらす恵の神だと言われています。公孫樹の木々の落ち葉が絨毯を作っていて美しさに一瞬息を飲みました。帰路の「花と緑の散歩道」では再び雨が降り出して私も濡れてしまいました風邪を引かないか気に掛かります。