2限の時間帯は相棒のFさんと恒例の「ランボー読書会」を開きました。

 2限の時間帯は相棒のFさんと恒例の「ランボー読書会」を開きました。今日もミシェル・ビュトールの「ランボーに関する即興」を読んだのですが、私は一週間前にサンテグジュペリの『星の王子さま』を考えると題して生涯学習センターでお話ししたため2週間ぶりの読書会となってしまいました。そのためでしょうか訳文も歯切れが悪くて困ったことでした。「デゼッサントのための散文」と言う言葉が出ててきて辞書に出ていないのでネットで調べたら、ユイスマンの『さかしま』に出てくるフロレッサス・デゼッサントだと分かりました。
 いつものように学生食堂の2階で「鉄板」を食べたのですが、教職員懇談室に入ったら音楽専修のM先生がいらっしゃいました。先生はピアノがお上手で体育館で上手なピアノを聴かせてもらったことも有りました。
3限は生涯学習センターの2階で江種満子先生「漱石の恋、漱石文学の恋」の最終回の講義が有りました。先生は良く通る声で、テクストの読みに読者が参加することでテクストを改変できることを伺いました。先生が広島から上京した時は石炭で動く列車だったそうです。雷鳥は日観と言う行為を実践していたらしく、それは太陽に向かって精神を集中し宇宙と一体化する行為だと言うことです。
 5限の3年生のゼミではF君の「成長小説について」の発表とM君の「ジャンヌ・ダルク」に付いての発表が有りました。成長小説は、主人公がその小説の中で様々な経験をしながら人間としての自己形成を目指し、成長していく過程に重点を置いた小説だと解説が有りました。残り時間でスーラの絵画を紹介するDVDを観て授業を終えました。