朝の6時半からは日本テレビで「遠くへ行きたい」を観ました。

takuzemi2014-12-07

 朝の6時半からは日本テレビで「遠くへ行きたい」を観ました。女優の奥貫薫さんが京都のお寺の秘宝を紹介する番組です。笑顔が似合う女優さんで好感が持てました。そのため新聞を取りに行くのが遅れてしまいました。
 いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。今日の読書欄には余り私の関心を引くものは無かったですね。唯一、グスタフ・ルネ・ホッケの『迷宮としての世界』は研究室に置いてあるので再読してみようと思っているところです。
 7時半に家を出て別所沼まで散歩に出掛けました。今日は日曜日と有って通勤客や通学生の姿は全く見られません。ウォーキングやランニングやウォーキングを楽しむ人びとが時々通り掛かるだけです。「花と緑の散歩道」閑散としています。別所沼に着いてみたらランニングやウォーキングを楽しむ市民が大勢居ました。いつものように埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌しました。それから別所沼弁財天に賽銭を入れて柏手を打ちました。何も無い公園で噴水が眼を楽しませてくれるのが唯一の幸せです。
9時からは家人と一緒に日曜美術館を観ました。今日は竹久夢二の特集で、夢二式と言われる美人画を描いたそうで叙情味に溢れる絵画が続きます。BGMは宵待草が出てきて、夢二はたまき、彦乃、お葉などの女性たちと付き合った恋多い男性だったらしいですね。彦乃は23歳で結核で亡くなったそうで薄命の佳人と言う言葉が当てはまりそうです。夢二は生涯、望郷の思いを抱き続けたそうでデラシネの一種だったのかも知れません。夢二は子供たちが腕輪を組んで戯れている絵画を描いています。それが根深い望郷の念の対応物だったのでしょう。大正ロマンの感覚にどっぷり漬かった一時間でした。