Bunkamuraザ・ミュージアムを訪問して「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展を観賞しました。

 午後はBunkamuraザ・ミュージアムを訪問して「キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展を観賞しました。パネルに寄ると1768年から始まるクック艦長率いるエンデヴァー号の航海においては、その航海上で様々な発見があったわけですが、そのなかでも特に植物学的探求の成果はその後の自然科学の発展に大きく寄与することになりました。」と有り花譜が集められている理由が分かりました。クックの航海図やアストラーベ、ノクターナル、バーニャ式六分儀などが展示されて有りました。エンデヴァー号の模型なども有り大海原を航海する荒々しい男たちの存在に熱い憧れの念が沸き上がってきました。「クラタエァ・レリギオーサ」は聖なる木としてインドから東南アジアに広く植えられていて、タヒチへの初期の航海者たちによって渡来した可能性が有るそうです。「ガルデニア・タイテンシス」は花は髪を飾るのに使われていて、ゴーギャンタヒチの女性たちを描いた絵画の中にも見られるそうです。「メートロシーデロス・コルリーナ」は赤い小さな可憐な花で毛羽立ったように見えます。カヴァはポリネシアを中心とした島々で飲まれる伝統的な飲料だそうで、アルコール分は含まないが麻酔性の飲料として有名で、身体をリラックスさせる効果が有るそうです。カヴァの根の実物も有って驚いたものでした。「クリアントゥス・プニケウス」はマメ科の植物で鞘の付いた豆が有り花は赤くて可愛らしいものでした。実物お押花も有り植物漬けになってしまったような気がしました。ボタニカル・アートのコーナーではカミーユ・コローの「大きな木のそばの浅瀬」、ジャン・バティスト・ユエの「羊飼いの姿のヴィーナス」、エチエンヌ・アドルフ・ピオの「花売りの娘」が有り楽しめました。