いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。

takuzemi2015-01-06

 いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。しつもん! ドラえもん」の質問はなら編で「奈良公園で売っている、鹿にあげてもいい食べものは何かな?」と有りすぐせんべいだと分かったのですが、答えは「鹿せんべい」で少しだけ間違っていました。それから夏目漱石の『三四郎』を精読して、ファイルに投げ込んでおきました。よし子は足を芝生の端まで出して、振り向きながら「絶壁ね」と大袈裟な言葉を使った「サッフォーでも飛び込みそうな所じゃありませんか」(中略)「あなたも飛び込んで御覧なさい」と美禰子が言う。と有り夏目漱石に特有の絶壁から飛び込むことへの誘いが書かれているのに驚きました。
 雨模様の空が拡がっています。臆病な私は折り畳み傘をポケットに入れて散歩に出掛けました。先ずはプチ・パワースポットの沼影観音堂を訪問しました。境内には誰一人も居なくて淋しいものでした。武蔵浦和駅まで引き返して別所沼まで散歩に出掛けました。意外に傘を持っている人が少ないですね。100人に1人ぐらいでしょうか。置き傘が有る人も居るのかも知れません。別所沼に着いたのですがランニングやウォーキングを楽しむ人々は殆ど無くて淋しいものでした。埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌して、それから浦和うなこちゃんの頭を撫ぜて、別所沼弁財天に賽銭を入れて柏手を打ちました。純白の鳥が一羽別所沼の上空を飛んで行ったのが嬉しかったですね。帰路は「花と緑の散歩道」を通りました。一時期、私はこの小道を「離脱の小道」と呼んでいたことが有ります。日常の些事を忘れることができるからです。