フランス語2では「ロワールのお城」の章に入りました。

takuzemi2015-01-09

 フランス語2では「ロワールのお城」の章に入りました。アンヌ・マリーとイザベルがシュノンソー城を訪問する場面が描かれます。16世紀の初めに作られたシュノンソー城はその所有者が女性ばかりだったので、「六人の御婦人たちの城」と呼ばれています。アンヌ・マリーが「何と素敵なタピスリーかしら」と声を上げます。イザベルが「大変な仕事よね。一米四方を編むためにどのくらい掛かると思う?」と尋ねます。アンヌ・マリーは「色が褪せているのが残念だわ。」と言います。イザベルが「裏側を見てみれば元の色が有るわ。」と言います。アンヌ・マリーは「何と美しいのかしら! この青色はとりわけ素晴らしいわ。」と感嘆の声を上げます。セザンヌの絵画を紹介するDVDを観て授業を終えました。
 冬休みを挟んで久し振りの「ランボー読書会」となりました。今日は相棒のFさんと一緒にミシェル・ビュトールの『ランボーに付いての即興』を読んだのですが、ランボーの詩からの引用が多かったですね。宇佐美先生の全訳を持っているので、詩からの引用はテクストに当たるだけで済みました。例えば「花について詩人に語られたこと」の中から「見つけ出せ 眠れる森のはずれで 鼻面さながらの花々を そこからは水牛の黒っぽい髪の上に 金色のポマードがよぢれるように垂れているだろう 見つけだせ 青い地に繊毛の銀色が震えるのが浮いて見える 狂った牧場で 香料のなかで煮えている火の卵がいっぱいにつまっている萼を」と言うもので「見つけだせ」の繰り返しが軽い陶酔に私を誘います。