いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。

takuzemi2015-01-12

 いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。「しつもん! ドラえもん」の質問はなら編で「奈良時代、仏教を伝えるために苦労して日本に着き、唐招提寺を建てた中国のお坊さんは?」と有り、すぐに鑑真だと分かったのですが、解説には「渡航に5回失敗し、視力を失いながらも、6回目で日本にたどりついたと伝えられる。天皇をはじめ、たくさんの人に仏教のきまりを教えたんだと。」と有り勉強になりました。
 それから夏目漱石の『三四郎』を切り抜いてファイルに投げ込んでおきました。「広田さんは髭の下から歯を出して笑った。割合に綺麗な歯を持っている。三四郎はその時急になつかしい心持ちがした。」と有り広田先生の太平さが語られます。
 7時半に家を出て散歩に出掛けました。先ずはプチ・パワースポットの沼影観音堂を訪問しました。浦和市指定天然記念物のイヌマキが有り、高さ15メートルも有る古木ですが、樹勢は旺盛です。それから武蔵浦和の駅まで引き返して別所沼を訪れました。「成人の日」のお休みと有って通勤客や通学生の姿は見られません。4人の少女たちが道路脇のブロックに腰掛けていました。別所沼に着いてみたらランニングやウォーキングを楽しむ市民が大勢居ました。それから埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌し、別所沼弁財天に賽銭を入れて柏手を打っておきました。能率手帳改めNOLTYに「別所沼3000歩」と書いておきました。
 別所沼から帰って書斎に閉じ篭もってしばらく『林達夫著作集1』(平凡社)を読みました。ヴェルレーヌに関して、林達夫はこんな言葉を記しています。「一方には限りなき純潔、他方には限りなき汚穢−−その二つが彼を交互に駆って、罪業と懺悔との繰り返しをその日課たらしめた。」と有り、ヴェルレーヌの二つに引き裂かれた人生を良く表している言葉だと思いました。