うらわ美術館を訪問してルーヴル美術館の同版画展カルコグラフィー・コレクションを観賞しました。

 うらわ美術館を訪問してルーヴル美術館の同版画展カルコグラフィー・コレクションを観賞しました。やはりサンドロ・ボッティチェリの「三美神(春の部分)」は目立ちますね。繊細で流麗なタッチが美神たちを良く現しています。コレッジオの「鉢を持つ聖母」は精妙な明暗表現、豊麗な色彩、対角線構図、下から仰ぎ見るアングルを使用し、独特の様式を確立しています。ニコラ・プッサンの「アルカディアの牧人」はアルカディアは理想郷と考えられて来たもので、プッサンの墓には「我はマタアルカディアにありき」と言うラテン語が書かれていて、理想郷であるアルカディアにも死は存することを示し、生の儚さをテーマにしているです。ジャン=バティスト・グルーズの「割れた水瓶」は美しい少女が中心に居る絵で右手には水瓶を提げ、隣には口から水を流している怪獣が居ます。ギュスターヴ・モローの「オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘」はパネルに寄ると、この作品では端正な顔立ちのトラキアの娘が、竪琴とオルフェウスの首を拾って敬虔な気持ちで眺めている。死せるオルフェウスは優美な顔立ちで静かに眠っているようである。幻想的かつ神秘的な雰囲気が漂っている。」と記されていて納得したものでした。
 うらわ美術館から帰ってフランス語2の下調べをしました。第8章の練習問題は一番は括弧内の動詞を直接法複合過去または半過去にする問題です。二番は受動態を作る問題でこれは簡単に学生諸君にも解けると思います。三番は関係代名詞dontまたはoùを用いて一つの文にしなさいと言うもので学生諸君には難しいと思ったものでした。四番はイタリックの過去分子を一致させなさいと言うもので、説明しさえすれば、学生諸君にはたやすい問題だと思いました。次回はジャック・オフフェンバッハの「ホフマン物語」を学生諸君に訳してもらうことから始めようと思っているところです。