上野の東京国立博物館を訪問して「みちのくの仏像」展を観賞しました。

 うらわ美術館を訪問してルーヴル美術館の銅版画展カルコグラフィー・コレクションを観賞しました。リピーター割引の480円で入ることができました。サンドロ・ボッティチェリの「三美神(春の部分)」繊細で流麗なタッチが評価できます。レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」にはルーヴル美術館版とこれを描き直したロンドン、ナショナルギャラリー版の二つが有ると言うことです。アンドレア・マンティーニャの「エディット」は遠近法を駆使し、彫刻的な人体把握により、古典的な明確な画風を築いた。」と有りました。レンブラント・ハルメンス・ファン・レインの「ベレー帽を被った自画像」は私のお気に入りの版画です。若さが漲っている自信の有りそうな表情にどうしても魅せられてしまいます。ヨハネス・フェルメールの「レースを編む女」は光や構図などに様々な工夫を凝らしていて人物をややぼやけさせ、前後の奥行きを見事に表現しています。ルイ・ル・ナンの「鍛冶屋」は観察眼に優れ、平穏で清貧な農民や庶民の風景を描いた作品が特に有名であるそうで、この作品のリアルな描写に打たれました。
 家人が作ってくれた食事を済ませて上野の東京国立博物館を訪問して「みちのくの仏像」展を観賞しました。入館すると聖観音菩薩立像は穏やかなお顔で寛いで見ることができます。日光菩薩立像と月光菩薩立像が有り、伏目がちで唇が小さく、頬がふっくらとして優しく穏やかな表情をしています。私もこう在りたいものだと思ったことでした。みちのくの仏像のチケットで東洋館も観られるので観賞してみました。地下に降りるとお馴染みのガネーシャ座像が見られます。再会を祝して「ボンジュール」と声を掛けておきました。