午後は川越市立美術館を訪問して「たまものin川越」を観賞しました。

 午後は川越市立美術館を訪問して「たまものin川越」モネから草間彌生まで〜埼玉近代美術館の逸品大集合!を観賞しました。長谷川潔の「二つのアネモネ」が有り、花が一つしかないのが何とも不思議でした。駒井哲郎の「9つの貝殻」は暗いブルーの背景に9つの貝殻が並んでいるだけの光景で、単純な美を志向しているのだと思いました。瑛九の「風が吹きはじめる」は抽象画で風に吹かれるがらくたが乱れ飛んでいる光景です。草間彌生の脚立、スーツケース、A.Q.INFINITY NETSはどれも赤く塗られたもので波の模様が全てに付けられています。草間彌生の集積は彼女にお馴染みの斑点でできた画面です。ジョルジュ・ルオーの「横向きのピエロ」が有り驚きました。カミーユピサロの「エラニーの牛を追う娘」は長閑な風景で牛を追っている少女が居る画面です。クロード・モネの「ヴェルニーの積みわら、夕日」は夕日に照らされた積みわらが輝いている光景で私もほっとしたものでした。オーギュスト・ルノワールの「三人の浴女」は裸の女が三人居る画面で背景には花々が咲き乱れています。レオナール・フジタの「横たわる裸婦と猫」は猫好きのフジタが裸婦と猫を一緒の画面に収めたいと思ったのでしょう。植田薫の「ジェリーにスプーンC」はスーパーリアリズムとでも言うのでしょうか。ジェリーにスプーンしか描いてないのですがどちらもリアル過ぎます。感心したものでした。ホール・デルヴォーの「森」は植物が繁茂する森の中で一人の女が植物に腰を掛けて眠っている光景で神秘的な感じを生み出しています。相原求一郎記念館も観賞しました。「広場−−オンフルール」、「白い建物と舟」、「残雪の岬」などを楽しみました。埼玉県立近代美術館は現在補修工事が行われていて絵画を観賞できません。それが川越市立美術館に引っ越してくれて、観賞できたのは有り難かったですね。