いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。

takuzemi2015-01-31

 いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。「しつもん! ドラえもん」の質問は「せかいいさん編」で「地中海貿易で栄えた都市クロアチア・美しさからアドリア海の何と呼ばれた?」と有り「エメラルド」だと思ったのですが、新聞を開いて答えを探したら「真珠」と有り、がっかりしたものでした。「13世紀以降に栄え、城壁に囲まれ、オレンジ色の屋根に白い壁が特徴だ。1991のユーゴスラビア紛争で砲撃されたけれど、その後修復されている。」と詳しい解説が有りました。「多文化理解概論」の採点を済ませました。Kさんのレポートは「1850年代のパリは(中略)風呂に入ることもできない不衛生な状況だったため、人々はコレラに感染し死に至るものが増えていった。また、交通の面もあり、道が狭く、通りが悪い問題も影響していたのである。」と有り当時の状況を良く捉えていました。次のKさんのレポートはフランス革命前のフランスの識字率は男性で約50パーセント、女性で約25パーセントほどだった。」と有り、具体的な数値を示したことに好感が持てました。S君のレポートは「陰気な不潔なパリに光を入れるための都市軸としての大街路、行政施設の集約、緑地の効果的な配置、ガス灯などのインフラの整備など、都市施設の機能的な連関を重視して都市計画を行った。(中略)「貧困層の生活改善には全く貢献しておらず、家賃の上昇による退去を余儀なくされており、貧困層を置き去りにした開発事業だということを良く理解しておく必要が有る。」と有り批判精神に感心したものでした。最後のレポートは「モラリストの伝統について〜サンテグジュペリの『星の王子さま』を読む」で「異化効果とは、ある事物からその特性であると一般に認知されている部分を取り除くと、その事物が未知の異様なものに見えるという効果のことで本来は演劇用語である。」と記されていて納得できたものでした。人間は「壊れもの」であると言うことにも触れてあり「作品のテーマ」は知の獲得が『星の王子さま』のテーマであると記されていて、納得できたものでした。