東京都美術館で「新印象派−−光と色のドラマ」を観賞しました。

 12時21分発の快速新木場行きで移動を開始しました。幸い座席を確保できたので、川上弘美さんの『七夜物語』(朝日新聞出版)を読みました。父と母が離婚して娘のさよが主人公で色々と体験して成長物語だろうと思っているる所です。赤羽で乗り換えて快速大船行きで移動を続けました、上野で下車しました。東京都美術館で「新印象派−−光と色のドラマ」を観賞しました。シニアは1000円で入れるので大分得をした感じがします。先ず会場に入るとクロード・モネの「税官吏の小屋、荒れた海」が有ります。パネルに寄ると小屋の屋根を見下ろすような視点が設定され極端に高く設定され、広大な海が画面の大部分を占める。と有りモネの企みが有ったことが分かり勉強になりました。カミーユピサロの「暖をとる農婦」は田園の日常の一齣を捉えたものでうずくまって暖を取る農婦の傍らには一匹の犬が書き込まれていて微笑を誘われました。ベルト・モリゾの「ブージヴァルの庭」はパネルに寄ると薔薇の花や葉が自由な筆触で表され、流れるような柔らかい雰囲気を作り出している。」と有り私も幸せな気分になったものでした。一階に上がると点描の作品が多くなります。アルベール・デュボア=ピエの「雪のサン=ミシェル・デギュー聖堂」は点描の作品で家の青の変奏が美しく、薄紫に家の黄やオレンジが良く映えています。マクシミリアン・リュスの「シャルルロワの工場」や「シャルルロワの高炉」などは近代化工場や高炉などを描いています。パネルに寄ると貧しい労働者の家庭に生まれ、パリ・コミューンで権力に抗う民衆を支持して育った彼に取って記憶に触れるものが有った。」と書かれていて工場と高炉はマクシミリアン・リュスに取って目障りだったのだろうと思ったことでした。