国立西洋美術館を訪問して「グエルチーノ展」を観賞しました。

 午後は12時2分発の南船橋行きで移動を開始しました。12時10分からの文学部国際交流委員会が待っています。朝方は細かい雨が降っていたのですが、雪に変わっていて、驚いたものでした。11時24分発の南栗橋行きに乗ろうとしたのですが、雪のため10分ほど遅れて着きました。大学に着いたら11時45分で待つことも無く文学部国際交流委員会が始まりました。蒋先生の司会で先ず2015年度の国際交流委員会の日程確認が行われました。新しい英語研修プログラムが紹介されました。マギル大学での夏期研修プログラムが紹介されました。ワシレヴィッチ先生がマルタ語学研修を覗いたことが有るそうで、治安も良いそうで安心したと言うことでした。国際交流委員会が終わってから上野の国立西洋美術館を目指しました。「グエルチーノ展」は二度ほど見ているのですが飽きることは有りません。プットーがが描いた「風景の中の白馬」はパネルに寄ると窶れて傷付いた白い馬が解剖学的な正確さで立体感をもって描かれています。遠景には丘や木立ちが見えていて傷ついた白馬を慰めているような気がしました。グルエチーノの「聖カタリナの神秘の結婚」は左から聖カルロ・ボッロメーオ、聖カタリナ、幼児キリスト、右の人物は残念ながら分かりませんでした。グエルチーノの「聖母子と雀」は聖母が幼子イエスを左手で抱えています。右手では雀を止まらせて、じっと見つめています。全体の画面は柔らかな光に包まれていて穏やかな印象を受けたものでした。グルエチーノ展のチケットで常設展も見ることが出来るので見てみました。ディルク・バウツ派の二連祭壇画は「悲しみの聖母と荊冠のキリスト」が並んでいます。悲しみの聖母は両の眼を真っ赤にして黒いベールを被っています。荊冠のイエスは茨の冠を被っていて額下部の銘文には「道ゆく人よ、心して、見よ、見て留めよ、良く見よ」と書かれています。グエルチーノのチケットで常設展も見ることが出来るので見てみました。ピエール・オーギュスト・ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」や同じ作家の「帽子の女」カミーユピサロの「立ち話」ギュスターヴ・モローの「牢獄のサロメ」「ピエタ」などを楽しんで、自宅に帰りました。ジャン・フランソワ・ミレーの「春(ダフニスとクロエ)」にはこの頃お目に掛からないのが残念です。