東京国立博物館で「インドのイム」を観賞してきました。

 午後は12時1分の快速新木場行きで移動を開始しました。車中では座席を確保できたので友人の岩佐倫太郎君の『印象派琳派がわかれば絵画が分かる』(舵社)を読みました。カミーユピサロの「立ち話」に触れてこんなことが書いて有ります。「僕も、若いころなら凡庸な作品として取り上げなかったでしょう。ところが最近ピサロが胸にしみて来るのです。ピサロが好き!と言える人は相当美術に目の肥えた人かも知れません。好きな画家の一人に加えてもらいたいものです。」と有り私も「立ち話」が大好きなので嬉しく思ったものでした。赤羽で乗り換えて12時17分の快速大船行きに乗り上野で下車して、雨が降っていたのでコンビニでビニール傘を買っておきました。東京国立博物館表慶館に入ると仏坐象が有りあまねく人々を救う仏様の慈悲を感じました。「誕生」はルンビニーという花園でシッダールタ太子がマーヤー夫人の右脇から生まれた。生まれたばかりの太子は蓮の蓮華の座の上に立っています。仏坐象瞑想をしている姿に静けさが漂います、悟りを開いた当初、人々には真理が理解できないと考えた釈迦は、教えを説くことを躊躇し、一人瞑想の中にいたそうです。チケットで当洋館も見られるので見てみました。パシェリンプタヘのミイラが有り恐ろしい顔をしています。セクメト女神はライオンの顔をして下半身は女性像です。地下に降りるとお馴染みの「ガネーシャ坐象」が有り象の頭に人間の身体を持つガネーシャは、太鼓腹はシヴァの息子であることを示し、富と知恵、そしてあらゆる障害を除く神として信仰を集めたそうです。国立西洋美術館の常設展もシニアは無料で見ることができるので、見てみました。ベーテル・パウルルーベンスの「豊穣」や同じ作者の「眠る二人の子供」、ピエール・オーギュスト・ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」、同じ作者の「帽子の女」、カミーユピサロの「立ち話」、クロード・モネの「しゃくやくの花園」、クロード・モネの「舟遊び」などを楽しみました。