「ランボー読書会」が始まります。ミシェル・ビュトールの『ランボーに付いての即興』を読みました。

 9時40分のしもうさ号海浜幕張行きで移動を開始しました。車中では手帳をチェックするぐらいしかできませんでした。大学には10時20分に着き、出席簿に印鑑を押すことしかできませんでした。程なく相棒のFさんと「ランボー読書会」が始まります。ミシェル・ビュトールの『ランボーに付いての即興』を読んだのですが、その中にこんな言葉が有ります。「海は子供たちが食べることのできる果物のようなもので「盗まれた心臓」の中に出て来る兵士たちの吐瀉物の汚れを洗礼に寄ってしみ込ませるものだ。誰かが海を渡るなら、もう一人の母親と共に第二の生を生まれることになるのだ、と有りました。ランボーは彼に取って教育的効果の有るパリの街に魅了され、その結果、ヴェルレーヌに呼び出されることになったと有り、ランボーヴェルレーヌの出会いが用意されていたことを示す場面が用意されていました。「ランボー読書会」が終わって学生食堂の二階で鉄板を食べました。サラダやハンバーグ、味噌汁、ご飯も付いていて美味しかったですね。「ランボー読書会」のテクストはコピーしたばかりのもので、5限の3年生のゼミが始まる前に下調べを済ましておきました。5限の3年生のゼミではNさんの印象主義に付いての発表と別なNさんの合理主義に付いての発表が有りました。発表が終わってからマリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』を輪読しました。教養小説には知識を獲得と言うテーマが有ることを学びました。人が壊れやすい存在であることも学びました。パイロットと王子さまの出会いの全ては不時着して飲料水がわずかしか残されていないという、時間的に極めて限られた期間に於いてなされることも確認しました。学生諸君の近況を尋ねたら「私が働いているアルバイト先のお店がオープンして毎日ものすごく働いています。」「先日、東武動物公園に行ってホワイトタイガーの赤ちゃんを見てきました。」「部活の演奏旅行で零歳から三歳児のいる保育園に行きました。可愛かったです。来ていた保護者の中のお父さんに文教大学のOBさんがいて驚きました。」「最近はGUCCIのバイトを先輩から貰うことができました。誕生日は5月なのですが、誕生日プレゼントらしいです。」と有りました。