国立西洋美術館で毎月第二、第四土曜日には常設展が無料で観賞できると言うことで常設展を観賞してみました。

 うらわ美術館で「幕末明治の浮世絵展」を観賞しました。歌川広重の「伊勢名所二見ケ浦の図」は伊勢神社参拝の前に身を清める場として知られる二見ケ浦を描いたもので、背景には海が見えていて、夫婦岩のしめ縄も結ばれていました。歌川芳員の「義仲ノ四天王木曽奥山二景を退治」は義仲が大きな蛇を退治している光景で、大蛇は苦しんでいて大きな口を開き、ぎょろりとした目を開けています。午後は国立科学博物館で「大アマゾン展」を観賞しました。地下二階に降りるとアンハングエラの骨格が有り、復元図を見るとペリカンに似ているような感じがします。パネルに寄ると中生代に棲息した空を飛ぶ爬虫類で、サンタナ層は多様な種類をたくさん産出することで知られている。」と有り、隣を見ると小学生の観客も多いことに気付いたことでした。オオアナコンダの剥製が有り南米のパラグアイより北部に分布する超大型の蛇が有り体重と胴回りのサイズに付いては最長最大の蛇と言える。水の中に潜んでいることが多く、水辺に集まってカピパラやシカ、ワニでも捉えるそうです。大アマゾン展のチケットで日本館・地球館の展示室も見られるので見てみました。先ず三階の会場に入ると名前を知らない鳥類が展示されていて驚いたことでした。日本館に入ると名前も知らない鳥類が展示されていて驚いたことでした。国立西洋美術館で毎月第二、第四土曜日には常設展が無料で観賞できると言うことでデイルク・バウツ派の「二連祭壇画悲しみの聖母と荊冠のキリスト」が有り左は聖母が祈る姿で、左は茨の冠を被った姿頭から血を流していて、目も真っ赤です。「エレミアの哀歌」からの引用が有り「道ゆく人よ、心して目を留めよ、良く見よ」と書かれていました。ギュスターヴ・ドレの「ラ・シエスタ、スペインの思い出」は中心に金髪の幼い男の子が居て回りを様々な男女が取り囲んでいます。中には老人も居て皺の寄った顔で何事かを考えています。ポール・ゴーガンの「海辺に立つ立つブルターニュの少女たち」はゴーガンは近代化から取り残された、古代ケルト文化の痕跡をいたるところに残す北西フランスのブルターニュ地方を好んで訪れたそうで、「海辺に立つブルターニュの少女たち」も作品の成果の一部と言えそうです。(写真はポール・ゴーガンの「海辺に立つブルターニュの少女たち」です。)